人よりも練習量を増やし、練習の質も高め、アンブシュアについても書籍(当時インターネットはそれほど普及してなかった)を読み漁り、中学校の時点でそれなりの結果を残していました。
高校は親元を離れ、全国大会常連の高校に進学し、今まで以上に頑張っていくつもり・・・が!!!
高校に進学してすぐに先輩にアンブシュアを矯正されることになりました。
今まで自己流に左側にずれていたアンブシュアを真逆の右側に移せとの指示。
先輩のいうことは絶対です。はい!!!わかりました、やります!!!と右側に移したものの・・・
音が・・・全く出ない・・・
音階はもちろんプスーッと鳴らすのも精一杯。
中学校では考えられない程ハードな練習になるのにも関わらず、音が出ないことには何も始まりません。
同期のトランペットパートは3人。
他の2人もアンブシュアを直されたものの他の2人は吹けている・・・
なぜ。WHY。。
卒業後に発覚したことですが、当時先輩の言うことを真に受けてアンブシュアを正したのは僕一人。
他の2人は「だって、そんなことしたら音出なくなるしょ」だったそうです。笑
親元を離れてまで進学した高校で、憧れていた吹奏楽部。
それまで吹けていたのに吹けなくなったトランペットと向き合う日々。
くる日もくる日も先輩に正されたアンブシュアで、何のためにこの高校に入ったのか自問自答する日々が半年以上続きました。
(つづく)
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